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2006年03月30日

中二の時転校してきた男子

45 :恋する名無しさん :2006/03/29(水) 15:15:01
私(女)が中学二年の時、いじめられていました。
リーダー格のAと取り巻きのB、CとAの彼氏に
いつもいじめられてました。

はじめのうちは、掃除や仕事を押し付けたり、変な
あだ名で呼ばれるくらいでしたが、そのうちに教科書
や靴がなくなったり、掃除中に雑巾を投げつけられた
り自転車のカゴがぺしゃんこになってました。
なにより嫌だったのが、ふざけたふりをしてAの彼氏が
私の胸やお尻を触る事でした。

親や先生に相談する気にもなれず、相談できる友達も
いませんでした。
夏休みがとても待ち遠しかったのを良く覚えています。
夏休みが終わるのが怖かったことを良く覚えています。

二学期が始まりました。
男の転校生が来ました。自己紹介をした時は、優しそう
な人だな、と思いました。背が高くてにこにこしていて
大人しそう。







Aから「転校生に告ってこい」と命令されました。
なぜそんなことを思いついたか分かりませんが、いつもの
様に「なんとなく」だったんだろうと思います。
絶対に嫌でした。彼がどんな人かも知らないし、告白なん
てしたこともない。でも、やっぱり逆らえませんでした。

Aから「今日の放課後、転校生を駐輪場の裏に呼び出すから
行けよ。ウチらも見守っててあげるから」と言われました。

放課後、駐輪場の裏に行くと転校生がいました。
私に気づくと、にこっと笑って話しかけてきました。

転校生「あなたが○○さん?」
私「・・・はい。」
転「えーっと、××さん(Bの名前)から言われて、○○って
  子から話があるって。」
私「・・はい。」
転「・・・。」
私「・・・。」
転「・・で、なんだった?」
私「・・・あの、ヒトメボレしました。好きです。付き合って
  ください。」

これはABCかが考えた科白でした。自分で考えなくていいだけ
マシだな、と思っていました。

告白?すると転校生は少しキョロキョロして、厳しい表情をしま
した。

転「顔を絶対に動かさないで。目んたまだけで見て。俺の後ろに
  誰かいる?」

何を言われているのか意味が分かりませんでした。

転「あなたの後ろに誰かいる。焼却炉の後ろ。覗いてる。女子が二
  人。心当たりはある?」
私「・・・。」

ABCの誰かだろうとは知ってましたが、言えませんでした。

転「違ってたらごめん。これって本気の告白?罰ゲームじゃない?」
私「・・ごめんなさい。」
彼「とりあえず、場所を変えよう。話が聞きたい。覗かれんトコ。
  俺んち来る?男子の家に行くのはまずい?」

どうにでもなれと思いました。助けてくれるかも、とはあまり思いま
せんでした。

彼の家は、学校から歩いていけるくらいのマンションでした。綺麗な
10階立てマンションで、お金持ちなんだろなと思いました。
今は家族が誰もいないと聞いて唐突に「男の子の家に行くのは初めて
だ。襲われなければいいけど。」と思いました。

リビングで待ってると飲み物を持ってきました。制服のままでした。
転「飲み物、これでよかった?俺は好きなんだけど、お茶の方がよかっ
  た?麦茶しかないけど(笑)」

ファンタグレープでした。意外と子供っぽい?

私「いえ、私も・・よく飲むし。」
転「よかった。でも体に悪そうな色だよね。」
私「あ、うん。そう思う。」
転「胃とか腸が紫になりそう。」
私「うん(笑)」

話しながら「うおっ、ちょっと本当に恋人っぽいかも」と考えてました。
そう考えて、こんな話してる場合じゃないよな。とりあえず謝らないと。
と思いました。

私「あの・・。」
転「ん?」
私「ごめんなさい。罰ゲームだったんです。」
転「・・やっぱり(笑)」
私「ほんとに、ごめんなさい。」
転「・・罰ゲーム?いじめじゃなくて?」
私「それも・・あります。」

それから私はいじめられてる事を話しました。一年の時は仲が良かった事。
初めはからかわれてるだけだった事。どんどんエスカレートしている事。
途中、泣いてしまって自分でも要領を得ない事を言ってるなあ思ったけど
聞き続けてくれました。そして

転「わかった。なんとかする。」
私「え?」
転「明日、学校を休んで。絶対に来ないで。」
私「・・え?どうして?なにするの?」
転「いいから。言う事を聞いて。明日は学校を休む。明後日からは今まで
  通り学校に来る。分かった?」
私「・・え・・・でも・・・」
転「じゃあ、もう帰って。見送らない。」
転「君は僕に告白した。そして俺の家に連れてかれた。俺が君に無理やり
  キスしようとした。怖くて君は逃げ出した。・・そういう事でいい?」
私「・・・えと・・。」
転「誰かに今日の事を聞かれたらそう答えて。俺もそういうから。」
転「もう帰ってよ。そろそろ親が帰ってくる。」

訳がわかりませんでした。只、彼が助けてくれる。不都合が起きたら彼が
責任を取ってくれる、って事なんだろうと思いました。

翌日、学校をサボりました。普段は見られない時間帯のテレビを見ながら
「そういえば、今までいじめられててよく学校をサボらなかったな」と思い
ました。


その翌日、学校に行くと教室中が異様に騒がしかったのです。何かがあった
のは確かなのに、それを聞ける友達はいませんでした。
朝のHRでやっとわかりました。
昨日の昼にAの彼氏の家が火事にあった、という事でした。
ろう電が原因らしい。半焼だったけど水をいっぱい撒いたから洪水みたいに
なった。幸い家には誰もいなくて怪我人はいなかった。という事でした。
もしかして、転校生が、と思いました。転校生は出席していました。他の生徒
と同じように話を聞いていました。私はがくがく震えました。

だから、Aが欠席したのに気づきませんでした。
震えながら考えていたせいで、その後の先生の話を聞いていませんでした。
Aが自転車に乗ってて転んで大怪我をした事を。

BとCに呼ばれました。二人に「ごめんなさい」と言われました。
曰く、昨日転校生に言われた。私をいじめてるだろう、と。やめてやれ、と。
BCは私に謝りました。「今までなんかちょっかいだしてごめんね。Aに言わ
れてさ、ほんとごめん!もうハブらないから」

おかしい。私をいじめてた四人。ABCとAの彼氏。
Aは事故で大怪我。Aの彼氏の自宅が火事。BとCは和解しようとしてる。
本当に一日で変わった。全部あの転校生だ。あの転校生が何かしたのだ。絶対に。

なかなかチャンスがなかったけど、転校生と話が出来ました。


私「ありがとう。」
転「ん?なにが?」
私「いじめられなくなった」
転「あぁ。でも俺はBさんとCさんに言っただけだし。」
私「でもAとAの彼氏が。」
転「その二人には何もしてないよ。二人とも可哀相な事になったね。」
私「なにかした?」
転「ちょっとまって。俺はなにもしてないよ(笑)」
私「・・・でも・・」
転「Aさん、土手から転げ落ちたらしいね。左足を骨折したって。でも顔には
  一切傷はなかったらしい。不幸中の幸いだったね。女の子なんだから顔に
  痕が残ったら大変だ。」
私「・・・。」
転「□□君(Aの彼氏)の家、脚の悪いお婆ちゃんがいるらしいね。そのお婆ちゃ
  んが朝方体調を崩した。ビックリした□□君のお母さんが仕事を休んで病院に
  連れてったんだって。家には誰もいなかった。まぁ・・不幸中の幸いだね。
  お婆ちゃんが体調を崩さなかったら、お婆ちゃんは逃げ遅れたかもしれない。」

私は、何も言えませんでした。
それから転校生と話す事はなく、ABCとは疎遠になって、平和が訪れました。
Aが彼氏と別れた、と誰かから聞きました。同じクラスで付き合うと、別れた後が
大変だな、と思いました。


転校生は、何人か友達を作ってクラスに浸透していきました。私とは仲良くならな
かったけど。
彼は私と仲良くならないまま、二年生が終わった時に転校して行きました。簡単には行け
ない距離の街でした。なんとか競馬場が近いから嬉しい、と言っているのを聞きました。
なんとなく、馬に蹴られてしまえと思いました。

そして、私は三年生になりやっぱり友達はできないまま卒業しました。
私は少し遠い私立高校に進学しました。そこで友達が出来て、その子達とわいわいきゃあ
きゃあ言いながらろくに勉強もせず大学に進学しました。

私は今、大学生です。自分でも明るく綺麗になったと思います。
バイトをしてお金を貯めて、彼を探したいなと考えています。
当ては全くないけれど。

彼は恐らく今も自分の手を汚しながら誰かを助けていると思う。
それを知ってるのは私だけだろうと思う。なんとなく。たぶん。

それに、私の初めての告白だったのだ。答えをまだ聞いていない。
答えを聞くために、会いに行く。
絶対に。


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この記事へのコメント

  1. 2006年04月23日 00:59
    ちょ・・・転校生こええー

  2. 2006年04月23日 01:29
    白夜行を思い出した

  3. 2006年08月30日 03:56
    かっちょええな 女も 転校生も

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